リモートワークとは?テレワークとの違いや導入のポイント、おすすめツールもご紹介!
近年働き方が多様化する中、リモートワークという言葉を耳にする機会も増えてきました。場所と時間を問わず仕事ができるイメージですが、「テレワークと何が違うの?」「導入するのは難しいのでは?」といった声もあるようです。
今回は、リモートワークとテレワークは何が違うのか、導入する際のポイントやおすすめのオンラインツールについてご紹介します。
リモートワークとは?
「リモートワーク」とは、会社に出勤せず自宅やコワーキングスペースなど「離れた場所で仕事をする勤務形態」をいいます。リモート(remote=遠隔・遠い)とワーク(work=働く)を組み合わせた言葉で、勤務先のオフィスなどから離れた場所で働くことを意味します。
リモートワークは4種類に分類される
リモートワークは、働き方により次の4つに分けることができます。
- ハイブリッド・リモートワーク
- 現在、日本で一番多い形態がこのハイブリッド型リモートワークです。
- 正規雇用者で、たとえば週の半分など必要なときのみ出勤し、残りの半分は自宅などの離れた場所で仕事をする形態を指します。
- フルタイム・リモートワーク
- フルタイム・リモートワークは、会社に出勤せず勤務時間のすべてを自宅などの離れた場所で仕事をする形態を指します。連絡業務や会議などはチャットツールやWeb会議システムを利用し、すべての業務を完全リモートでおこないます。
- リモート・アウトソース
- 正規雇用ではなく契約社員や外部委託で、仕事はすべて自宅などオフィス外でおこないます。働き方としてはフルタイム・リモートワークとほぼ同じですが、雇用形態が違っているのがポイントです。
- テンポラリー・リモートワーク
- テンポラリー・リモートワークは、契約社員や外部委託で一時的な業務をリモートでおこなうことをいいます。決められた勤務時間はなく、非正規雇用者に対して一時的に仕事を依頼するときによく使われる形態です。
リモートワークと同様に、テレワークをいう言葉もよく耳にします。「テレワークとリモートワークって何が違うの?」と疑問に思う方もいるようですが、一般社団法人「日本テレワーク協会」ではテレワークの定義を次のように定めています。
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
(引用:https://japan-telework.or.jp/tw_about-2/)
こうして見ると、リモートワークもテレワークもほとんど違いがないことがわかります。どちらも在宅勤務をはじめとした、会社内のオフィス以外の場所で働く形態を意味するといってよいでしょう。
リモートワークが導入される理由
新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに広く浸透するようになったリモートワークですが、以前から積極的に取り入れている企業もあります。リモートワークを導入する理由には、次のようなことが挙げられます。
- リモートワークによる7つの効果
- ・生産性の向上
・事業継続性の確保
・優秀な人材の離職防止
・新規雇用の創出及び労働力の創造
・オフィスコストの削減
・環境負荷の軽減
・仕事と生活のバランス調和
- 場所を問わずに仕事ができるため、作業効率がよく生産性のアップが期待できます。
- 障がい者や遠方居住者のほか、育児や介護により通勤が困難な人でも働きやすい環境となるため、優秀な人材の確保にもつながります。
- また、オフィススペースの縮小による固定費や交通費のカット、ペーパーレスによる環境負荷の軽減に加え、災害時やパンデミック(広範囲に及ぶ感染症流行)が起こったときでも仕事が継続しやすいというメリットがあるでしょう。
リモートワークの導入方法
導入にあたっては、リモートワークが可能となるような環境整備をおこなう必要があります。そのポイントについて、順に見ていきましょう。
- 1.社員の勤怠管理を徹底する
- リモートワークでは、勤務時間中にきちんと仕事をしているかなど作業状況についての把握が困難となる傾向があります。勤務時間を正確に管理するためには、勤怠管理システムの導入などを検討する必要があるでしょう。
- 2.セキュリティー管理を怠らない
- リモートワークで特に懸念されるのが、情報漏洩についての問題です。各自がさまざまな情報を持ち出して仕事をするため、顧客情報や重要データなどが外部に漏れてしまう可能性があります。会社の信用問題にもかかわるため、信頼できるセキュリティーシステムを導入するなど対応策について十分に検討する必要があります。
- 3.社員のモチベーション管理をおこなう
- 会社に出社しなくてもチャットツールなどを使ってコミュニケーションを取ることは可能です。
- しかし、オンライン上でのコミュニケーションがメインだとチームとしての一体感や達成感を感じづらいことがあります。リモートワークでは、仕事に対するモチベーションが低下しないよう、企業側はメンタルケアを含めたモチベーション管理をすることが求められます。
- 4.人事評価の仕方と社員のフォロー
- リモートワークでは、社員の人事評価について成果主義になりやすい傾向があります。社員の仕事に対する姿勢や意欲、目標達成までの過程などを評価することが難しく、結果のみで判断しなければならないためです。
- 成果主義に対して、特に不満を抱かない社員もいれば、そうではない社員もいるかもしれません。
- また、成果が思わしくない社員に対しては社内教育が必要となりますが、リモートワークの場合は十分な対応ができないこともあります。導入にあたっては、社員のフォロー体制についても十分な検討が必要でしょう。
リモートワークにおすすめのITツール4つ
前述の導入のポイントを踏まえた上で、リモートワークにおすすめのツールを4つご紹介します。
- 1.Web会議システム【Zoomミーティング(ズーム)】
- 「Zoom」は官公庁や大企業など、世界中で多く利用されているWeb会議システムです。
- 同じWeb会議に1,000名までが参加可能で、最大49の映像を画面表示することもできます。中小企業や大企業向けの有料プランのほか、無料で使用できる基本プランもあります。動画や音声のみの参加も可能で、ワンクリックで録画や録音もOK。すべてのミーティングは暗号化可能です。
- 2.ビジネスチャットツール【Chatwork(チャットワーク)】
- 「Chatwork」は個別チャットや複数人のグループチャットのほか、ビデオ通話や各種ファイルの共有などができるチャットツールです。
- 送信時には内容が暗号化されるため、安心して社内外でのコミュニケーションツールとして活用することができます。無料で使用できる基本機能のほか、ストレージ無制限の有料プランへのアップグレードにも対応しています。
- 3.勤怠管理システム【jinjer勤怠(ジンジャー)】
- 「jinjer」は、パソコンやスマートフォンのほかApple WatchやGoogle Homeなどからも打刻できるクラウド型の勤怠管理システムです。
- 労働時間の集計や各種申請・承認業務から有給・残業時間まで、簡単な操作と手厚いサポート体制で人事データを一元管理することができます。
- 4.パーシャルオフィスツール【Remotty(リモティ)】
- 「Remotty」は、リモートワークのコミュニケーション不足解消に一役買ってくれるツールです。2分おきに作業中のメンバーの顔が画面表示されたり、各自の呟きやメンバーの雑談がSNSのようにタイムライン上に流れたりします。
- 別の場所で働いていても人の存在感や他者の声を感じることができる、リモートワーカーのための仮想オフィスを実現するツールです。
まとめ
社内オフィスから離れた場所で作業する在宅をはじめとしたリモートワークは、昨今広く浸透し始めています。
導入にあたってはいくつかの課題もありますが、適切に対応すれば決して難しくはありません。昨今ではWeb会議システムやチャットツールなど、便利なオンラインシステムが続々と登場しています。これらをうまく活用し、リモートワーク導入のご検討をおすすめします。
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