会社説明会に貸し会議室を利用することのメリットは？

2017年の大卒求人倍率は1.78倍で、売り手有利の状況が続いています（2017年4月、リクルートワークス研究所調べ）。そんな中で、「この会社に応募しよう」と感じてもらうためには、魅力的な会社説明会を開催することが大切です。
貸し会議室を利用して会社説明会を開催することのメリットについて考えてみましょう。

会社説明会の目的

会社説明会は、就職希望者への企業アピールのために行われるものです。準備を進めるうちに、本来の目的を見失うことがないようにしましょう。
なお、会社説明会には、複数の企業が参加する合同説明会と、企業が独自に開催するものがあります。
合同説明会は、幅広く多くの学生をターゲットにしたもので、興味を持ってもらう入り口の役割を果たすものです。
それに対して、企業が単独で開催する会社説明会は、そもそもその企業に興味を持った学生だけが参加するものです。より深い情報が求められることになりますから、しっかりと準備をしてアピールしていく必要があります。

会社説明会を行う場所

合同説明会は、おもに貸しホールやイベントスペースなどで開催されます。
一方、個別の会社説明会の場合、開催場所は自社か外部施設かに分けられます。それぞれの特徴について見てみましょう。

自社で会社説明会を行う

自社での説明会開催には、実際に会社の内部を見てもらえるというメリットがあります。働いている社員の様子も見せられるため、就職後のイメージをつかんでもらいやすい開催場所だといえるでしょう。
ただし、自社で開催する場合は、通常の業務を行っている社員の仕事に支障をきたさないようにしたり、部外者が入るべきでない場所に、参加者が迷い込んでしまうことがないよう配慮したりする必要があります。
また、駅から自社までの道がわかりづらい場合は、案内役の社員を立たせておくなどの気配りをするようにしましょう。

外部施設で会社説明会を行う

貸し会議室やホールを利用した会社説明会には、大人数の場合でも無理なく対応が可能であるというメリットがあります。社内に適したスペースがなかったり、セキュリティの問題で多くの学生を受け入れるのが難しかったりする企業でも、外部施設であれば安心です。
さらに、高級感を演出して参加者のイメージアップを図りたい場合や、駅からのアクセスが便利な会場で開催したい場合も、外部施設での開催が向いています。
外部施設での会社説明会では、自社の場所にとらわれる必要もありませんから、地方企業がUターンやIターンを希望する学生に向けて、都心で会社説明会を行うといったことも可能です。 外部施設の利用にはコストがかかりますが、その分、得られるメリットも大きいといえるでしょう。

説明会以外のプログラムにも注力しよう

会社説明会の代表的なプログラムには、社長や役員の挨拶、業務内容の紹介、業界内での立ち位置やアピールポイント、先輩社員の講演などが挙げられます。これらに加えて、質疑応答などの時間が設けられることもあります。しかし、このようなごく一般的なプログラムや、ただ聞いているだけの講演では、参加者の記憶には残りにくいでしょう。
就活生は、数多くの企業の会社説明会に参加します。その中から「応募したい！」「ここで働きたい！」と思ってもらうためには、より魅力的なプログラムを開催して、記憶に残る会社説明会にすることが大切です。
そこでおすすめなのが、参加者同士がふれ合える交流会やグループワークなどを、会社説明会と同時開催することです。同じ業界に就職を希望している学生と話し合ったり、直接社員と言葉を交わす機会を作ったりすることで、参加者の満足度アップを目指しましょう。

貸し会議室を利用して会社説明会を開いた場合は、ホールで講演を行ったあと会議室に移ってミニセミナーを行ったり、場所を区切って個別の相談会を開催したりするなど、自由度が高くなります。
ユニークなプログラムを組んで、ほかの企業と差別化を図るためには、さまざまな状況に対応できる外部施設を利用するのがおすすめです。

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