当日でも間に合う！プレゼンやセミナーで緊張をほぐすためのテクニック

プレゼンの前日、「緊張して眠れない！」という経験をした方は少なくないでしょう。プレゼンやセミナーといった、普段とは異なる環境下での発表というのは、多くの方に緊張やストレスを感じさせます。
ところが、こうした「緊張」は、高まりすぎると失敗を招いてしまうものです。人前でも緊張せずに話すためには、いったいどういった点に気を付ければ良いのでしょうか？

そもそも、緊張してしまう原因はどこにある？

プレゼンやセミナーなどで緊張してしまう原因には、「失敗したらどうしよう」という不安が挙げられます。
「用意しておいた原稿に問題があったら？」「質問に答えられなかったら？」といった心配が募っていくと、どんどん緊張が増してしまうのです。

また、元々の性格として「話すのが得意ではない」という方もいるでしょう。人前に出ると、それだけであがってしまって、うまく言葉が出ないというタイプの方です。これも、「人に見られている」という非日常的な状況に自分が置かれることで、「どう思われているだろう」と不安を感じてしまい、冷や汗が出たり、普段と同じように話せなかったりするのです。

前日に緊張して眠れないのも心理的な不安が原因

大事なプレゼンテーションやセミナーを控えた前日、資料をバッチリそろえて準備を整えておいたのに、うまく話せるかどうか不安で眠れなくなってしまった経験がある方もいるかと思います。
きちんと睡眠を取ることは、体調を整えるためにも、思考をクリアに保つためにも大切です。「緊張しているな」「気持ちが落ち着かないな」と感じたら、温かいお風呂にゆっくり浸かったりストレッチをしたりするなど、心身をほぐしてリラックスするように努めましょう。
ただし、不安だからといって、お酒を飲んだり夜更かしをしたりすることは逆効果になります。準備が終わったあとは、発表内容についていつまでも考えないようにして、体調を整えることに注力しましょう。

プレゼンテーションやセミナーは資料よりも「伝わる」ことが大切

人前で発表をするときに一番大切なのは、「相手に言いたいことを伝える」ということです。不安を解消するためにも、当日でも取り組める緊張をほぐすためのテクニックを3つまとめました。以下のポイントを意識して、本番に取り組みましょう。

・呼吸を整える

緊張をすると、呼吸が浅くなりがちです。しかし、荒い呼吸で何度も息継ぎをしながら話された言葉というのは、内容よりも呼吸に意識が取られてしまうため、聞き手に意味が伝わりにくくなります。また、落ち着いて呼吸ができていないと、早口になったり、どもったりする原因にもなります。まずは深呼吸をして、ゆったりとした息づかいを意識してみましょう。

・真っ直ぐに背筋を伸ばす

緊張のあまり、うつむいて手元の資料ばかりを見つめている発表者は少なくありません。しかし、このような発表の仕方では、相手に自分の声を届けにくくなってしまいます。
背筋を伸ばすことで声が広がりやすくなりますし、自然と大きな声も出やすくなります。

・一番伝えたいことは何かを意識する

話す内容には、一番伝えたいポイントがあるはずです。まずは、そこだけでもしっかり伝えられるように意識しましょう。たとえ前後がうまく伝えられなくても、「ここだけは伝えたい」という部分を意識することで、メリハリの利いたプレゼンテーションやセミナーを行うことができます。
どうしても、資料をただ読み上げるだけになってしまうという方は、事前にマーカーで重要な部分に色をつけてみてもいいでしょう。相手に伝えるためには、まず自分の意識が整っていることが大切です。

「人前で話すことが得意な人」はいないので、慣れることが大事

どれほど対策を取ってみても、人前で話すこと自体が苦手な方は、プレゼンテーションやセミナーという場に置かれただけで緊張してしまいます。
そこで、人前で話すということ自体に慣れる練習をすることもおすすめです。家族や友人、同僚に聴講者になってもらい、場数をこなしてみてください。何度も人前で話す経験を重ねることで、だんだんと「人前で話すという特別感」が薄れ、緊張が和らいでいくはずです。

慣れないことをする際に緊張を覚えるのは、ごく当たり前のことです。むしろ、「人前で話すことになんの緊張もない」という人は存在しないといってもいいでしょう。どんなに上手に話せる人も、最初は慣れないことに苦労したはずです。まずは人前で話すこと自体に慣れることと、相手が理解しやすい話し方を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。

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