脱・「素人っぽい」パワポ!改善するためのポイントとは?
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PowerPoint(パワーポイント、以下パワポ)は、会議やセミナーで大いに役立つプレゼンテーション用ソフトです。
図解を効果的に取り入れたスライドを利用すれば、訴えたい事柄をよりわかりやすく参加者に伝えたり、説得力のあるプレゼンができたりするようになるでしょう。
ところが、そんなパワポも、使い方を失敗すると逆効果になりかねません。学生が作ったような素人っぽいスライドでは、見た人に好印象を抱いてもらい、興味を持ってもらうことは難しいでしょう。それどころか、どれほどきちんとまとめられたデータであったとしても、「よくわからない」「本当に信頼できるデータなのか」と思われてしまうことだってないとは言い切れないのです。
そこで、「なぜか素人っぽくなってしまう」パワポのスライドを改善させるための、ポイントについてご紹介します。
素人っぽいパワポとは?
パワポのスライドが素人っぽくなってしまう原因のひとつに、「最初からソフトに入っている標準のテンプレートをそのまま使っている」ということがあります。
確かにテンプレートを使えば、デザインに自信がない人やパワポを使ったことがあまりない人でも、簡単に「一見それらしく見える」スライドを作ることができるでしょう。しかし、標準テンプレートを使ったスライドは、内容に沿ったデザインになっていませんし、いかにも間に合わせで作ったもののように見られてしまいます。
そもそも、標準テンプレートは多くの人が目にすることの多いデザインですから、「これは、標準テンプレートをそのまま使っているな」と参加者にばれてしまう可能性もあります。
パワポの印象を良くする3つの方法
素人っぽく見えてしまうスライドから、好印象を抱かれやすいスライドへと変えるためには、次の3点を意識してデザインを考えるのがおすすめです。
- (1)見やすいフォントを使う
- MS明朝やMSゴシックなどは、プレゼンに適したフォントではありません。同様に、おしゃれ感を出そうとして飾り文字のようなフォントを多用するのも、文字が見えにくくなってしまうのでNGです。
Windowsなら、メイリオや游ゴシックなどを利用するのがおすすめです。パッとスライドを見たときに、内容がすんなり頭に入ってくるかどうかを基準に選ぶといいでしょう。
- (2)配置と色使いを工夫する
- デザインにこだわろうとするあまり、スライドごとにフォントや文字サイズ、スライドの構成などを変化させてしまうと、見づらい印象になってしまいます。一度、スライドのデザインを決定したら、最後まで基本的な構成は変えずに作るようにしてください。そうすることで、2枚目以降のスライドの内容をつかんでもらいやすくなります。
色使いについても同様で、たくさんの色を使いすぎると目が疲れてしまいます。グラフの色分けも、すべてを異なる色にしようとするのではなく、そのグラフによって何を伝えたいのかを考えて、強調したい部分のみに色をつけるなど、色数を増やしすぎないデザインを心掛けましょう。
また、縦横の余白がそろっておらず、がたがたとしているスライドも、「きちんとしていない」という悪印象を抱かせるものです。表と表の間隔や縦横をそろえて、すっきりしたスライドを目指してください。
- (3)表紙にこだわる
- スライドの表紙は、第一印象を左右することになる大切なものです。その上、登壇者の紹介などをしているあいだも投影されていることが多いため、最も参加者が長く目にするものだといえるでしょう。
安直に標準テンプレートを使用したり、議題だけを表示したりするのではなく、参加者が興味を持ってもらえるような工夫をすることが、その後の発表にも役立ちます。
具体的には、コーポレートカラーを利用したり、内容に関連する写真などを使ったりするデザインがおすすめです。
- この3つのポイントを守れば、素人っぽさは抜け、より内容が入りやすいプレゼン資料を作ることができます。ぜひお試しください。