普段、何気なく使っているセミナーやワークショップといったイベントの名称ですが、具体的な意味の違いを意識したことがあるでしょうか。
「セミナー」という名称で人を集めたのに、実は「ワークショップ」だったということがないよう、それぞれが一般的にもつ意味について、改めて整理しておきましょう。
普段、何気なく使っているセミナーやワークショップといったイベントの名称ですが、具体的な意味の違いを意識したことがあるでしょうか。
「セミナー」という名称で人を集めたのに、実は「ワークショップ」だったということがないよう、それぞれが一般的にもつ意味について、改めて整理しておきましょう。
イベントに参加しても、参加者が欲しがっていた情報や経験を得られなければイベントの評価は下がり、リピートされたり評判になったりすることはないでしょう。そのため、内容に合った正しいイベント名にする必要があります。
講師がいるイベントは、「参加者の目的」により大きく3つに分類できます。その目的ごとに、イベントの種類をまとめてみました。
カンファレンスや学会はあまり馴染みがないかもしれませんが、よくテレビドラマなどで耳にすることがあるワードです。その場面から、打ち合わせや協議の場であることはイメージできますが、正確にはどのようなものなのでしょうか。
・カンファレンス
カンファレンスは「会議」や「協議会」という意味で、英語ではconferenceと書きます。ある目的や課題に沿っておこなう会議であり、たとえばビジネスシーンにおいて経営カンファレンスやITカンファレンスなどは聞いたことがあるのではないでしょうか。
また、カンファレンスは医療現場でも頻繁におこなわれます。介護に関わるケアカンファレンスのほか、看護の質を向上させるため、死亡患者のケアを振り返るデスカンファレンスなどがあります。
ほかにも、入院カンファレンスや退院前カンファレンス、病棟カンファレンスなどがあり、看護師やリハビリスタッフ、薬剤師や栄養士などが参加する合同カンファレンスもおこなわれる場合があります。
・学会
学会とは、学者や研究者といった特定の分野の専門家たちが集まり、研究結果の発表や報告のほか、知識や情報の交換などをおこなう場です。学会の規模は大小さまざま。規模が大きい場合は国際会議場や大きなホテルの宴会場で開催されることが多いですし、規模が小さい場合は大学内の施設などでおこなわれることがあります。
学会は基本的には研究結果を発表したり、相互学習をおこなう場ではありますが、その内容に対して参加者から異論を唱えられたり、糾弾されるということも稀にあるようです。
日ごろ何気なく使っている言葉であっても、それぞれのもつ意味合いは少しずつ違っています。適切にイベントをアピールできるよう、最も内容に合致する名称をつけるようにしてみてください。
また、実際にイベントを開催した際などに、「ワークショップとセミナーの違い、ご存じですか?」などといった軽い小ネタとして利用することもできます。どんな形式のイベントであっても、参加者の心をつかんで「充実した時間だった」と思わせるための意識は、忘れずにもっておきたいものですね。
全国の貸し会議室・会場・ホールを探したい方はこちら!
>研修・勉強会に最適な貸し会議室・ホール・レンタスペースを探す
>セミナー・講習に最適な貸し会議室・ホール・レンタルスペースを探す
>目的から探す