「魅力的なセミナーを企画しているはずなのに、なぜか人が集まらない」ということはないでしょうか。きちんと市場調査の上で決めたテーマであっても、セミナーの作り方によっては、集客力に欠ける結果になることもあります。
セミナーを開催する際は、具体的なテーマの選び方や、どのようなタイトルをつけてアピールしていくのかについて考えることが大切です。
ターゲットを絞り込む
誰も興味を持てないような内容のセミナーを開催しても、参加者は集まりません。多くの人が興味を持つテーマにすることは、セミナーを開催する上で重要です。しかし、興味を持つ人が多いテーマであっても、それでいいということではありません。
例えば、「お金を稼ぐ方法」というのは、多くの人が知りたいことでしょう。しかし、漠然と「お金を稼ぐ」というセミナーを開催しても、参加を検討している人は「自分がこのセミナーのターゲットに該当するのか」がわかりません。これは、ターゲットを広くしすぎて、対象がぼやけてしまったことが原因です。
「忙しい会社員のための週末起業!副業で50,000円を稼ぐには」「年収300万円から目指すキャリアアップ転職」といったテーマであれば、「副業が気になっている忙しい会社員」や「転職を考えている年収300万円の会社員」というターゲットが明確になります。同様に、「人材育成術」では漠然としていますが、「飲食店経営者のための人材育成セミナー」や「〇〇社に学ぶデジタルネイティブ世代の人材育成術」であれば、具体性が生まれます。
「自分にぴったりのセミナーだ」と思わせることができれば、その分、参加にもつながりやすくなるのです。
セミナーのタイトルに気を配る
「経営者に伝えたい30のこと」や「私がコーチングスキルを身に付けるまで」というセミナータイトルでは、見た人に興味を抱かせるのは難しいでしょう。前者は、「経営者に何を伝えたいのか」が具体的に見えてきませんし、後者はコーチングスキルの研修なのか、それとも講師の半生を語る演説会なのかよくわかりません。
セミナーのタイトルは、内容がわかりやすい上に、見た人が興味を抱くように、キャッチーでなければいけません。
「1週間で2割の無駄が削減できる業務効率化セミナー」や「ファシリテーション能力を高めるために今すぐできる5つの改善策」といったタイトルであれば、具体的な数字が入っていることで内容を想像しやすくなります。尚且つ、「1週間」や「今すぐ」といった、「簡単にできそう」と感じさせるワードを入れ込むことで、参加のハードルを下げています。
また、前項で紹介したターゲット層をセミナータイトルに入れるのもおすすめです。「10年以上のブランクでもOK!主婦の再就職活動を成功させる」というセミナータイトルは、ターゲットとセミナーに参加することで得られる情報をはっきり示したものです。
ただし、あまりにも長いタイトルになりすぎると、初見で意味がつかみづらくなります。「経理知識ゼロから半年で簿記検定2級を取得し、経理業界で活躍できる人材を目指せる40代向けセミナー」といったタイトルは、意味はわかるものの、長すぎてインパクトが薄れてしまいます。「40代向け!知識ゼロから目指せる経理セミナー」といったように、ある程度短くまとめることも大切です。
セミナーを開催するときは、広すぎるテーマを漠然と選ぶのではなく、具体的に絞り込むことと、その内容がわかりやすいタイトルをつけることが大切です。
意識したいポイントはほかにもいろいろとあります。セミナー開催時の段取りについては、「初めてのセミナーを企画するまえに確認しておきたい、開催までに必要な準備と段取り」でも紹介しています。初心者向けの内容ではありますが、セミナーの集客がうまくいかないときは、基本に立ち返って一つひとつの段取りを見直してみてもいいでしょう。
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