ビジネスコンサルタントの大塚寿氏は、知る人ぞ知るリクルートOBのレジェンドだ。しかし、リクルートでの在籍期間は短かった。大塚氏は入社して2年半で会社を辞め、リクルートで培った売れる営業のノウハウを体系化するために、アメリカでMBA(経営学修士)を修得することを決意する。
そして、MBAの2年間で600ものケース(事例)をこなし、ケースメソッド(事例研究)による討議によって進行する授業に衝撃を受けた。そこで日本の忙しいビジネスパーソンにも、研修を通してケースメソッドの効果を最大に上げる方法はないかと模索し続けた。
そして帰国後、エマメイコーポレーションを設立し、企業の規模、業界、現状、課題、具体個別性に配慮したオーダーメイドのケースを作成する。以来、今日までビジネスコンサルタントとしてオーダーメイド型企業研修や営業研修を展開、リクルートの伝説の営業パーソンが講師陣に名を連ねるオンライン営業研修「営業サプリ」の指揮・監修を手掛けてきた。
そんな長年の経験と実績で、いまや“営業の達人”として名を馳せる大塚氏だが、彼は「営業はプレゼンに始まり、プレゼンで終わる」と言う。プレゼンテーションはそれほどビジネスの支柱となる重要なスキルなのだ。
今年6月に『<営業サプリ式>大塚寿の売れる営業力養成講座』を上梓した大塚氏に、プレゼンテーションの極意についてお話を伺った。
『大塚寿の売れる営業力養成講座』(日本実業出版社)