テレワークを強いられる企業が増える中、コミュニケーション力の有無が改めて問われている。テレワークによって「コミュニケーションがしづらい」という声が増えているからだ。ビジネスにおいてオンラインとオフラインでコミュニケーションのあり方はどのように違うのか
相手に“伝わる”コミュニケーション力は生まれもった才能なのか? それともトレーニングで身につくものなのか?
自身、「コミュニケーションが苦手だった」と語る岡本純子氏は、10年間の新聞記者を経た後、コミュニケーションのスキルを磨きたいと、渡米を決意した。日本にはコミュニケーションを体系的に教えてくれる場がなかったからだ。
帰国後はPR会社を経て、現在はコミュニケーション・ストラテジストとして主に経営者を中心にエグゼクティブ向けのコーチングを行う。昨年秋、これまでの経験で培ったスキルやノウハウをまとめた『世界最高の話し方』を上梓した。コロナ禍でコミュニケーションに問題意識を持っている人が増えていることもあり、12万部のベストセラーとなっている。テレワークでコミュニケーションの有り様が変わる中、話し上手になるための心構えや、つながり重視のマネジメント手法を伺った。