コロナ禍の影響下、テレワークの普及とともに資料の共有や作成、保存などのクラウド化が一気に進みつつある。しかし、そんな中で、「テレワーク格差」が生まれているのも事実だ。オンラインでの円滑なやりとりを上手く使いこなし、仕事をこなしている「テレワーク強者」と、いまだに旧態依然の慣習に縛られながらムダな時間を費やす「テレワーク弱者」だ。
そんなテレワーク格差を埋めるべく、昨年秋、出版されたのが平塚知真子氏の著書『Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない』である。平塚氏は、「Google 認定トレーナー」と「Google Cloud Partner Specialization Education」の2つを保有する国内唯一のトレーナー経営者だ。現在、Googleが認定する研修専門パートナー企業のうち「上級」に認定されているのは世界30社で日本国内では2社のみ。そのうちの1社が平塚氏が経営するイーディーエルである。
平塚氏は言う。
「10%改善するより10倍にするほうがカンタン」
著書名にもある10X(テンエックス)とは、未来から逆算するGoogleの10X(テンエックス)思考のことで、Googleの急成長の秘密とされている。
クラウドサービスの使い方を通じて、テレワーク時代の成果を10倍にするGoogle式10Xリモート仕事術とは何か? その思想の背景にある考え方についてお話を伺った。