先進国でもっとも労働生産性が低いとされる日本に対し、アメリカに次いで労働生産性が高く、労働時間はもっとも短いドイツ。日本人より短い時間で1.5倍の価値を生み出しているという。なぜドイツは労働時間が短くても高い付加価値を生み出しているのか。
「ドイツには残業の概念がないんです」
そう語るのは、ドイツの首都ベルリンに滞在しながら、テレワークを駆使して日本のWebメディア「灯台もと暮らし」の編集長を務める小松﨑拓郎氏。
テレワークが進み、人はいつどこにいても仕事ができるようになってきた。コロナ禍の中、ベルリンもまたテレワークが急速に進んでいる。しかし、同じコロナ禍という状況でありながら、そもそも日本とドイツではテレワークを利用する文化的背景や考え方に大きな違いがあるようでもある。
東京とベルリンで暮らして見えた働き方の違いについて、小松﨑氏に語っていただいた。