プロノイアグループで、企業のイノベーションのサポートと文化づくりを支援するコンサルタントの星野珠枝氏。同社は、世界で最も優秀な人材が集まると言われるグーグルで人材育成やリーダーシップ開発に携わってきたピョートル・フェリクス・グジバチ氏が2015年に設立したコンサルタント会社だ。
星野氏はNECグループ勤務時代でのテレワークの推進プロジェクトリーダーの経験を生かし、コーチング、研修を通じ、組織づくりに携わる。中でも会議は組織における個々の能力を最大限に発揮するためのカギを握る重要な場である。
今日、働き方改革の一環で多くの企業が最初にメスを入れるのは会議である。しかし、“時短”ばかりがフォーカスされ、肝心の質について議論されることは少ない。なぜ日本の会議は遅々として改革が起きにくいのか。
星野氏は、「何がわからないのかがわからない状態のまま会議に入ること」にその大きな要因があると言う。では、いかにして「何がわからないのかがわからない状態」を解消して会議に臨めばよいのか。その要因と打開策についてお話を伺った。