昨年4月、中小企業にも適用された「働き方改革関連法案」。まもなく1年が経とうとしているが、その取り組みは本当に「生産性向上」につながっているのだろうか。
単に時短ばかりに囚われて、むしろ生産性を下げていたりはしないだろうか。単に会議の時間と回数が減っただけで、肝心のコミュニケーションが損なわれて、社員のモチベーション低下を招いていたりはしないだろうか。
楠本和矢氏は、博報堂コンサルティングのトップコンサルタントとして第一線で活躍し、数々のプロジェクトを成功に導く。多くの企業への企業内研修の継続的な実施と、これから特に必要となる育成テーマに特化した、実践知に基づくプログラム開発に注力。ここ数年で、300回以上の企業内研修/セミナーを実施してきた。
日本トップクラスのファシリテーターである楠本氏に、生産性の低い会議、つまり「迷走した会議」を生み出してしまう、ファシリテーションの「5つの落とし穴」について語ってもらった。