営業、コンペ、プレゼン、交渉、会議、社内調整…。ビジネスシーンでは、「人に意思決定してもらうスキル」が常に求められる。そのためには「どれだけわかりやすく伝えるかが肝心」と前田鎌利氏は語る。プレゼンテーションクリエイターとして、さまざまな企業でプレゼン講師を行う前田氏にとって、「わかりやすく伝える」とはどういうことか。
前田氏はソフトバンク・孫正義氏の後継者育成機関であるソフトバンクアカデミアで活動。数多くの事業提案で孫氏のプレゼン資料作成も担当。2013年に独立し、いまや年間200を超えるプレゼン・会議の企業研修・講演をこなす。一方で、書家として全国10校700名を超える書道塾も経営する。
この4月、『プレゼン資料のデザイン図鑑』を上梓。なぜいま、あえてデザインにこだわったのか。その背景にはどんな狙いがあったのか。わかりやすく伝えるために、デザインはどんな役割を果たすのか。人に意思決定してもらうためにはどうすればよいのか。前田鎌利氏にその極意を伺った。