労働生産性の低下、意志決定の遅さ、非効率なオフィス環境、紙資料によるムダなコスト、ダラダラ会議の多さ、長時間労働、離職率の高さなどなど…。
世界の最先端を走るガリバー企業・日本マイクロソフトとて、決して例外ではなかった。
それが大きく変わったのは、2011年2月の品川本社オフィスへの移転・統合、そして東日本大震災だった。
これらの課題を整理し解決するために、日本マイクロソフトが打ち出したのが「働き方改革NEXT」である。
そして、そのカギを握ったのはテレワークとフリーアドレスだった。テレワークによって会議の時間が解放され、フリーアドレスによって働く場が解放された。この2つの導入によって、社員は「時間」と「場所」から解放され、「いつでもどこでも誰とでも」自由に効率良く仕事に集中することができるようになったのだ。
いつでもどこでも誰とでも――それこそがまさに日本マイクロソフト流の働き方改革である。
エグゼクティブ プロダクトマネージャーの春日井良隆氏と働き方改革推進担当の山本築氏に、働き方改革、ひいてはかつて会議が抱えていた課題と改革に至った経緯について語ってもらった。