バックパッカーとして来日したのを機に、以来、日本と海外の橋渡しのビジネスに携わってきたアーサー・ウッドラフ・バスティン氏。大学では物理学、大学院ではMBAを修得。ブリヂストンをはじめ、電機メーカーや製薬会社などのグローバルプロジェクトを数多く手がけてきた。
バスティアン氏は、ボトムアップによる意思決定が通例の日本の企業には、日本特有の3つの慣習があると言う。
1. ポイント(結論)を先に言わない
2. 情報を共有したがる
3. 「根回し」が欠かせない
しかし、それは同時に、今日のグローバル社会において日本人のアキレス腱にもなる。長年、日本企業に根づいてきた3つの慣習の功罪についてお話を伺った。