FABIUSブランド「すっきりフルーツ青汁」を大ヒットさせ、メディアでは“青汁王子”とも呼ばれる三崎優太氏。高校卒業と同時にアフィリエイトで月に数百万円を稼ぎ、会社を設立。その後、数年は会社を休眠状態にし、部屋にこもってFXや株式投資に明け暮れていた。そんなとき美容通販事業を機に快進撃が始まった。
「会議も予算もムダ」と断言し、急成長を遂げたその経営スタイルは、既存の通例や慣習を打ち壊すものだった。なぜ彼はこれほどまでに、旧来の商習慣に立ち向かうのか。企業の生存をかけて、個性、多様性、シンギュラリティなどが叫ばれる昨今、三崎氏の経営哲学は、まさに日本が抱える旧態依然の悪習に楔を打つものだった。