評論家、社会起業家として活躍する勝部元気氏。また、働く女性の健康啓発事業を行うソーシャルベンチャー・株式会社リプロエージェントの代表も務める。
71個の資格をもつ“資格マニア”でもあるが、それは“社会の常識”に対するアンチテーゼでもあった。落ちこぼれから有名大学に入っただけで、手のひらを返す教師たち。勝部氏は、学歴、肩書き、年功序列…旧態依然のさまざまな慣習が今の日本の発展を阻んでいると考える。資格は組織や社会の慣習に頼らずとも、一人で生き抜いていくための手段なのだ。
働き方改革や労働生産性の低さについて問われている昨今、日本の企業経営はどこへ向かおうとしているのか。企業研修会や講演も数多くこなす勝部氏が見た、日本の会議、ひいては企業文化はどのように映っているのか。その社会構造が抱える課題について語ってもらった。