会議に多くの時間を費やしているのに、結果が出ないという場合は、会議の目的が見失われている、議論が堂々巡りになっているといった問題が考えられるでしょう。
このような会議が続くと、「時間ばかり費やして結果が伴わない」「無駄な時間だ」と参加者が感じ、後ろ向きな気持ちで会議に参加するようになってしまいます。
そうならないためのポイントはいくつかありますが、事前準備として大切なのが、「アジェンダ」を作成するということです。
会議に多くの時間を費やしているのに、結果が出ないという場合は、会議の目的が見失われている、議論が堂々巡りになっているといった問題が考えられるでしょう。
このような会議が続くと、「時間ばかり費やして結果が伴わない」「無駄な時間だ」と参加者が感じ、後ろ向きな気持ちで会議に参加するようになってしまいます。
そうならないためのポイントはいくつかありますが、事前準備として大切なのが、「アジェンダ」を作成するということです。
アジェンダとは、簡単にいうと会議についての予定表です。
会議のスケジュールなどは社内の共有カレンダーなどで確認できるかもしれませんが、アジェンダは、もう少し内容に踏み込んで、「何についての会議なのか」「いったいどのようなことを行うのか」といったことまでを記したものを指します。
また、会議のタイムスケジュールや議論内容についてまとめた「会議の進行案」をアジェンダと呼ぶこともあります。「実際に会議で何を話す予定なのか」ということを参加者に対して事前に示すというのが、アジェンダの役割のひとつです。
アジェンダには、おもに次の6つの項目が書かれます。
なお、アジェンダは、必ず会議の数日前までに作成し、参加者に対して周知させる必要があります。
当日知らされたのでは、アジェンダを作成するメリットを得ることができません。そのため、もしもアジェンダを配布したあとで参加日時や場所、内容などに変更があった場合は、アジェンダ作成者が責任を持って再度周知することを徹底しましょう。
会議の参加者は、事前に配布されたアジェンダをきちんと読んだ上で、何が求められる会議なのかを意識しておく必要があります。当日の流れや目的を共通の認識としておくことで、だらだらと会議が長引いたり、話がそれたりするといった問題を回避しやすくなります。
アジェンダを正しく使うことで、会議の参加者が議論のベースとなる共通認識を作ることができるようになります。このベースを基に会議を進行していくことが、無駄なやりとりを排して、効率良く会議が進むことにつながるのです。