会議にまつわる、あるあるを川柳にする「会議のオキテ」。
せっかく会議で発言したのに、頭ごなしに否定する。どんなアイディアに対しても、ケチをつけたがる。そんな人が会議にいると、どんどん険悪な雰囲気に…。でも、上手な切り返し方次第で、ネガティブな発言しかしない人を牽制しつつ、より建設的な会議にさせる秘訣があるのです。
否定するのは誰でもできる
「いや、それ無理でしょ」
「根拠はあるの?」
「もう少し現実的に考えられないかな~」
「まあ、言いたいことはわかるけどさ」
会議で珍しく盛り上がっていると思ったら、必ず水を差してくる人、いませんか?そう、すぐに否定的な意見を言う人。人の意見を否定すると、ちょっと賢く見えてしまうんですよね。
「オレはお前たちと違う視点で冷静に見ているんだ」
そんなことでも言いたげに。
でも、実は否定をするだけなら、誰にでもできるんです。新しいアイディアが出てこないのに、理屈をこねるテクニックだけは身に付けている年配の人にありがちな言動です。
会議は何か目的を持って、みんなが貴重な時間を費やす場です。目的達成のためには、いろいろな意見が出ないと会議をする意味がありません。特定の人の自己満足の場になっているのであれば、そんな会議は今すぐにやめましょう。
また、情報を共有するだけの会議なら、わざわざ集まる必要はありません。それもすぐにやめましょう。メールで共有すればいいだけです。
ネガティブ上司の撃退法
会議の場で熱く議論を交わすことは大切です。しかし、議論の場を凍りつかせるだけの否定的な発言は厳禁です。あなたが自己アピールしようとするあまり、人の意見に否定的なことばかり言っていたら、すぐにやめましょう。
そして、あなたの会社でそういうネガティブ上司がいて、発言を否定されたら、ムッとして黙らずに、必ず代案を求めましょう。
「いや、それ無理でしょ」
「確かにおっしゃるとおりですね。気付きませんでした。ありがとうございます。実現する方法があるとしたら、○○さんなら、どうすれば可能になるかわかりませんか?」
「根拠はあるの?」
「あ、ないです。すみません。調べてもし根拠があったら、これでいけますか?」
「まあ、言いたいことはわかるけどさ」
「すみません。自分でよくわからないで言っちゃいました。どう解釈していただけましたか?」
自分の発言が切り返されることで、優位性がないことに気付いた上司は、やがて否定な発言を控えるようになるでしょう。
文・会議HACK!編集部
イラスト・タナカケンイチ